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7月の朝礼

【産経ニュース】
「火星でもハチ飛べる!」
重力が地球の約3分の1しかない火星でも、ハチはちゃんと飛べる可能性が大きいことが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と玉川大の航空機を使った共同実験で分かった。人類が将来、火星で生活するには、野菜を現地生産する「宇宙農業」が必要で、ハチは農作物の授粉役として火星でも活躍してくれそうだ。
実験に使ったのは、トマトの栽培農家が授粉に利用しているマルハナバチの仲間で、在来種のクロマルハマバチ。今年2月約、30匹を箱に入れて航空機に乗せ、宇宙を模擬して重力環境で飛べるかどうか太平洋上空で実験した。
航空機を急上昇・急降下させることで数十秒間、重力の小さい環境をつくり、ハチの挙動を観察。その結果、無重力の状態では壁にぶつかることが多く、うまく飛べなかったが、火星と同じ低重力では、体を制御しながら飛んでいた。
低重力を経験したハチは、実験を繰り返すうちに飛び方が上達する‘学習効果‘が表れた。また、空中で静止するホバリングという飛び方は花粉集めに適しているが、これに似た動きも観察された。

昆虫の飛行メカニズムと重力の関係は、まだ謎が多い。ハエやチョウは、米航空宇宙局(NASA)などの無重力実験でうまく飛べなかった。火星と同じ低重力で昆虫の飛行を確認したのは初めて。
実験チームの佐々木正巳・玉川大教授(応用昆虫学)は「ただ浮かんだのではなく、間違いなくとんでいる。どんな仕組みで飛行を制御しているのか興味深い」。山下雅道JAZA教授(宇宙農学)は「火星の食事には甘いお菓子も必要。ハチを利用できれば、野菜の授粉とはちみつで一石二鳥」と期待を寄せる。
                                                        担当・I
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